不動産屋はクレーム慣れしていて多少の抗議には無感情 | 頭のおかしい不動産屋

当社の大事なお客様を怒らせた川崎の不動産業者G~東村山の不動産会社

わが不動産業はクレーム産業でもあって、異業種から不動産会社経営者に転じて3年を迎えて思うことは、同業者に対してこちらが多少問題を指摘したり、抗議をしたりしても屁でもないという感じの業者が非常に多い点です。

こちらが何か言ってもただただキョトンとしたり、木で鼻をくくったような言動を取ったりする輩のなんと多いことか。

先日も海外赴任から帰国予定で、帰国後の賃貸のお住まい探しのために当社を頼って来られたお客様に粗相をかました業者がいました。次に紹介するやり取りにあるように、特に社名の公表等を嫌がっておられないようですが、今回は社名と担当者の名前だけは伏せてやり取りの一部を紹介します。

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××様

お客様より今回は辞退するとのお返事をいただきました。1週間返信を失念され、挙句の果てに固定電話が無いと信頼に値しないとも取れるご要求に、大変不信感をお持ちになられていました。

私自身もお客様が決められることですので黙っておりましたが、かなり怒りを感じています。

御社は二番手(※筆者注:最初の申込者がキャンセルの場合に申し込みを希望するお客様)もいらっしゃり、痛くも痒くもないといったところかもしれませんが、われわれの業界はこのような不実なことが多過ぎます。

私は全日東京で支部役員や首都圏不動産公正取引協議会の公正競争規約指導員なども務めています。

またブログやSNS、出版物等でもエンドユーザーに向けて、様々な情報提供を行っています。海外勤務から帰国される方のお部屋探しの事例として今回のことは広く紹介させていただき、全日東京の委員会等でも報告させていただくこと、上層部の皆様にもご共有いただけましたらと存じます。

阿部浩一

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ここまでが私の送ったメッセージで、以下がその返信です。

 

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お世話になっております。〇〇の××でございます。ご連絡ありがとうございます。ご辞退される旨、承知いたしました。この度は、お返事が遅れたことにつきまして、誠に申し訳ございませんでした。また、審査内容につき不信感を与えてしまった事、重ねてお詫び申し上げます。社内で共有すると共に今後、同様の事が発生しないよう確認の徹底、再発防止に努めて参ります。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。よろしくお願い申し上げます。

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不動産業界に生息する人々の属性~東村山の不動産会社

これがリスクヘッジだと考えているのかどうかわかりませんが、何の心もこもらないテンプレートのような返信(笑)。

不動産業者が、クレーム慣れしなければやっていられない業界の病についての詳細は別の機会に譲ります。

最後に私が思う、自分の業界に生息する人の属性を大ざっぱに分けると、6割が反社・きつね・たぬき・他業種ではつぶしの効かない文系出身者・元ヤン・体育会出身者。残りの4割が正直不動産とごく普通の商人といったところでしょうか。

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