七五三現象と自己啓発 | 学ぶのはいくつになってからでも遅くないと思う不動産屋

職業訓練を重視しない日本の学校~東村山の不動産会社

「七五三現象」とは、新卒で就職して3年以内に離職した割合を表した言葉です。中卒7割、高卒5割、大卒3割ということで七五三。なぜ、このようなことになってしまうのか。一つには日本の教育制度の問題があります。

各種専門学校や工業高校等ではない限り、日本の学校は職業訓練をあまり重視しません。いわゆる普通科を卒業しても、つぶしが利かないのです。だから、なんとか就職しても思っていた仕事とは違うなどといったミスマッチが発生しがちなのです。

普通科で学ぶようなことを、実際の仕事の場で役立てることができる人というのはほんのわずかです。大学などで古典文学を研究したり、数学の研究をしたりなど。公務員になる人であれば、公務員試験を受験するでしょう。

自分が学んできたことがそのまま仕事で役に立つならば~東村山の不動産会社

一方で、各種専門学校や工業高校等を卒業した人の離職率が低いのは、仕事が面白いからです。新卒で入社しても、自分が学んできたことがそのまま仕事で役に立つ。そして、さらに技術を高めていくことができるわけで、離職するどころの話ではありません。

日本はずっと、新卒一括採用が慣例でした。何も知らずに、何もできない状態で入社しても、仕事は先輩が教えてくれました。そして、会社にとって必要なことは会社がお金を出して学ばせてくれました。一昔前までは、時間をかけて人を育てるということができていたのですが、今はもう日本企業にそんな余裕はありません。

時間をかけて会社が自分を育ててくれて、終身雇用制に守られて会社とは運命共同体ともいうべき関係を築いていた一方、会社と先輩・上司以外のことは学べない内向きなところも特徴でした。

日本の労働者の多くは、スキルアップや自己啓発に自腹を切らないと言われます。かつてはそれでもよかったのかもしれませんが、これからは自分から内から外へ向かい、学ぶ姿勢がなければしんどい時代に突入しているように思われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です