ハラスメントを放置していると儲からない | ハラスメント・フリー・ラボを運営する不動産屋

これからの企業は“逆イス取りゲーム”です~東村山の不動産会社

ハラスメントは被害者の尊厳や人格を傷つけて、モチベーションを下げるだけでなく、職場における円滑な業務の遂行を妨げる重要な問題です。ハラスメントが横行しているコミュニティにおいて、コミュニケーションがうまくいくはずはありません。

ハラスメントはあるけど、風通しの良い職場だよ、なんてことも聞いたことありません。あるとしたら、オフィスの建て付けが良くないのかもしれません。職場の代表的なハラスメントに、パワーハラスメント(パワハラ)とセクシャルハラスメント(セクハラ)があります。

パワハラやセクハラを放置すれば、メンタルヘルスを病んで休職・離職する人が増えます。そうなれば、残った人に負担がかかるのは自明です。生産性が下がり、企業はミッション(使命や任務)を果たせなくなります。

「うちは(うちの業界は)入れ替わりが激しいから」なんて、悠長に構えている場合ではありません。人口が減少していく中、これからの企業の人材確保は“逆イス取りゲーム”。単に従業員のご機嫌取りをするのもダメ。正しいハラスメント予防対策とマネジメントが重要になります。

要するにハラスメントを放置していると、儲からなくなるのです。会社であれば商品やサービスが売れない、NPOであれば社会から要求される貢献ができなくなるということになります。

SDGsはすべて人権尊重にかかわっている~東村山の不動産会社

職場で働くすべての人が個人として尊重されて、その能力を発揮するためにはハラスメントの無い職場環境をつくる必要があるのです。これからの組織は儲けるために、使命や任務果たすためにも必ずハラスメント予防対策には取り組まなければなりません。

また、SDGs(17の持続可能な開発目標)は、すべてが人権尊重にかかわる目標ばかりです。海外では、児童労働や劣悪な強制労働などといった人権侵害を理由とした製品・サービスの不買運動、投資先としての評価の降格などが起こっています。日本でもSNSで炎上など、時々見かけますよね。

とりわけ、国際的にも「ビジネスと人権」についての取り組みが求められる現代。職場のハラスメント予防対策はまさに第一歩ともいえるわけですし、身内の人権にも配慮できなくて、外に対してビジネスと人権を語れるはずはありません。

職場におけるハラスメント予防には、次の4つが必要です。

1.経営陣によるメッセージの発信
2.明確な社内ルールを確立しておく
3.社内の現状はどうなのか把握する
4.パワハラに関して学習する機会をつくる

「うちは大丈夫」は通用しません。ぜひ、取り組んでみてください。

好評発売中です!


きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
阿部 浩一 (著)
企業向けハラスメント研修サービス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です