たった2年でめまぐるしく変わった企業を取り巻く環境~東村山の不動産会社
私(阿部)が2021年に発表した『きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本』(クロスメディアパブリッシング・インプレス)では、私の経験をもとに、「組織に属することが苦手でも、一人で起業することはどうだろう?」というアイデアを探求しました。
私は人間嫌いではないし、むしろ個が担保されている中であれば、積極的に誰かとかかわりたいタイプながら、組織の一員になるとダメになってしまう人を自認していることから、自らの旗を掲げ、様々な組織や人々との調和を図りながら生きる方法を提案したというわけです。
しかしながら、その後数年の間に、就活や転職、企業の在り方が驚異的な速さで変化し、これらは今も進行中です。組織内での「心理的安全性」、労働環境での女性差別の防止、多様性の推進(国籍、障がい、性的指向・性自認の違いなど)、柔軟な働き方の促進、ハラスメント防止の企業文化の構築などが注目を集めています。
嫌なことをガマンして働けるほど、世の中は甘くない~東村山の不動産会社
同時に、スーツやネクタイで仕事をする意味、昔の価値観が薄れ、タトゥーがある人を接客業から遠ざける理由、そしてコロナ禍においてオフィスや通勤が本当に必要なのかという問いが生まれました。
これに適応できない企業や、結局は現状を維持する結論に至る企業であっても、検討もしない、問題意識すら薄いということでは、お話しになりません。私たち不動産業界も、ただ単に建物を建てて市場のシェアを争うだけではなく、社員に無理を強いたり、結果的に顧客を欺くような実践は通用しない時代です。
ずばりこれからは、あなたを大切にできない企業は儲かりません。儲からないということは潰れます。就活や転職活動を行う人は、そういう気持ちで取り組むとよいです。嫌なことをガマンして働けるほど、世の中は甘くないのです。
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きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
阿部 浩一 (著)