嫌なことをガマンして生きられるほど、この世は甘くない? | 働き方を考える不動産屋

「嫌な仕事」と「一つの仕事」だけでは生きられない時代に~東村山の不動産会社

梅田幸子さんの著書、『最強の自己分析』に「嫌な仕事で食べていけるほど、世の中甘くありません。」という記述があります。本の帯にも書いてあるのですが、本当にそのとおりだなと思わず膝を叩きました。

梅田さんはプロフィールなどを拝見すると、「天職コンサルタント」として個人のキャリアサポートをなさっています。ちなみに、私(阿部)と同郷の山口県がご出身だそうです。

一昔前まで、仕事はつらく苦しいのが当たり前でした。そのくせ、うまいこと楽をしている人たちが一定数いることも暗黙の了解で、つらく苦しいことを数年がまんできれば、それなりに出世(名誉)やお金などのかたちで見返りもきちんとあったものです。

子どもの頃は周囲の大人も、大きな夢を持てなどと軽口を言ってちやほやするのですが、本当に進路を考える年齢になると「やりたいことだけやって食っていけるほど世の中甘くない!」などと矛盾したことを言うのが定番でした。

日本人が総じて自己肯定感の低い羊のような国民性なのは、そうした社会を挙げての刷り込みにも影響されているのではないでしょうか。

もう今は、「嫌な仕事」「一つの仕事」で食べていける時代ではなくなっています。自分がいちばん気持ちよくいられる仕事に就くこと。そして、副業ならぬ複業や転職も当たり前。企業も「うちは○○だけをがんばっていればいい」という時代ではありません。

転職先やもう一つの仕事は、必ずしも自分の専門分野やこれまでの経験を活かせるものである必要もないのです。それは言い換えれば、何歳になっても学ばなければいけないことを意味しています。

学ばなければ自分が楽しくないだけ~東村山の不動産会社

日本人はある程度の年齢になって、社内である程度の地位に達すると勉強しなくなります。たとえば、日本では高齢になるほどITの知識に疎いというイメージがあるのですが、これは高齢だからITはダメなのではなくて、年齢を重ねて中間管理職などになると、若手が実務をやってくれるので自分が覚えて取り組む必要がなくなるからです。

ITに疎くなるのは高齢になって起こる心身の衰え等に紐づくのではなく、このまま変わらなければ、今の若者も年を取れば、その時代の最新のIT技術にはついていけなくなっているというだけの話といえます。

学生時代に勉強が好きだったかそうではなかったかは関係ありません。これから幸せに輝いて生きるためには、必要に迫られたことや自分の好きなことを学び続けなければならない。そのように思います。

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