ゲイとハラスメント | LGBTQ不動産

「彼女いないの?」のうっとおしさ~東村山の不動産会社

ゲイにとって、長年厄介な問題であり、現在も続いている‟あるあるネタ”の一つに、他人から悪気無く「彼女いないの?」「結婚しないの?」と訊かれるということがあります。

その派生形には「好きな女性のタイプは?」というのもあるなど、異性愛を前提に話が進んでいくことのせつなさ、あるいはめんどくささ、そして苛立ちがあるものです。

私(阿部)は、相手が若い人なら「そういうときは彼女いないのでなく、恋人いないのって聞くべきだ」と言います。しかしながら、それが問題だと認識されることなど無かった古い時代を生きてきた、自分の親の年代以上のお年寄りにまでそれを言うパワーはありません。

そしてかつては職場で上司や先輩から女性のヌード写真見せられたり、風俗へ誘われたりといったような地獄のような話も珍しくない時代がありました。つい最近でさえ、某有名な住宅メーカーで取締役や社長が社員に風俗の利用を勧めるLINEを送っていたなんて話がありました。

この質問はゲイを苦しめるものであるのと同時に、性的指向に関係なく恋愛や結婚にとらわれない生き方をしたい男性にとっても、めんどくさい話ではないかと思います。そもそも、そういうことは余計なお世話なのですが、軽い世間話のノリでそういう話は繰り広げられてきました。

優越的な関係と閉鎖的な空間~東村山の不動産会社

多くのハラスメントは、優越的な関係が影響しています。上司と部下、先輩と後輩、元請と下請けなど。それで言えば、性的マジョリティと性的マイノリティも同じであると言えます。

優越的な関係が生まれやすいのは、職場などの閉鎖的な空間です。被害者にも加害者にとってもある意味、その閉鎖的な空間が人生のすべてであるかのような錯覚に陥ることで、つらい現実が発生します。

世の中は自分が思うよりもずっと広く、さまざまな考え方や好みを持つ人で醸成されています。特に自分の知らないことやわからないことに関しては、ついなんとなく世の中にある当たり前に引っ張られがちです。

ですが、他人のことを尊重する、ハラスメントをしてしまったことに気が付いたら謝るといったことを心がけることで、予防につなげたいものです。

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