少しずつ失われる風景 | 諸行無常の不動産屋

近代的に姿を変えた故郷の玄関口~東村山の不動産会社

久しぶりに故郷へ帰省すると、懐かしく感じたり帰ってきたなぁと感じたりする風景があります。一方で諸行無常、時が経つにつれて、失われる風景があることも避けられない現実です。

私(阿部)の故郷、山口県山口市の玄関口、JR新山口駅とその周辺もこの10年あまりですっかりその姿を変えてしまいました。私は2006年に山口を離れて、その後は東京圏で暮らしています。それほど頻繁に帰省できるわけでもなく。また、飛行機を利用する際は駅周辺へ寄り付くこともなかったりで、リニューアルしたことは知っていても、見るたびに驚いてしまいます。

地方の発展には脱クルマ社会が必要~東村山の不動産会社

駅のリニューアルで、バスターミナルの位置も変わり、かつての様子はほとんどうかがえなくなっています。そして、そんなバスターミナルを出入りする路線バスもその姿を変えているのです。

1976年1月に山口市で生まれ育った私にとって、バスと言えば赤と白の車体が特徴の山口市営バスでした。その山口市営バスも赤字のため、民間の防長交通へ譲渡されたのが1999年のこと。

その後、赤白バスも走り続けていましたが、譲渡から24年を経た現在では、その姿を見ることはなくなりました。山口市を離れた2006年当時には、実家と呼べる場所も持たなかった私にとって、もう今の山口市は観光地とそんなに変わらないのかもしれません。

山口市に限らずですが、地方都市に文化の発展や経済の再生をもたらそうと思えば、まずクルマ社会をやめることだと思います。クルマが売れなくなったら困る人たちが、地域社会で重要なポジションを占めている限り、なかなか難しいことではありますが、真剣に考えていかなくてはならないと考えます。

その点、わが東村山市のような“トカイナカ”(都会×田舎)は、鉄道やバスなどの公共交通にも恵まれていて、いいとこどりともいえるように思います。そんなことを言っている私ですが、普通に暮らしている分にはよいのですが、最近はクルマ(社用車)の必要性を感じている今日この頃です。

○山口市営バスの研究サイト「山口市バスの記憶」様

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