LGBTQフレンドリーなどと言わなくて済む社会へ～東村山の不動産会社

LGBTQにやさしい不動産事業者は、以前に比べて確実に増えています。弊社も私（阿部）は当事者ですし、それを打ち出してるのですが事業者としては後発の部類に入るのかなと思います。

もっと増えて、いちいちLGBTQフレンドリーなどと言わなくて済む社会になるのをめざしたいものですが、LGBT法をめぐる政治状況を見ていると、なんとも頼りないと言わざるを得ません。

同性カップルのお部屋探しの苦労は、当事者ではない方にはイメージしづらい面もあるのではないでしょうか。「ちゃんとルールを守って生活してくれて、家賃さえ払ってくれるなら誰でも良くね？」と思うのですが、現実にはそうならないことが続いてきました。

不動産事業者にしても大家さんにしても、偏見や無理解がはびこってきました。入居希望者が堅い職業に就いていても、同性カップルという理由で審査に通らないということも珍しくありませんでした。

人々の意識が変わらないから法律さえつくれない～東村山の不動産会社

入居を断る気持ちというのを、建設的に説明できる人というのは皆無ではないかと思います。全国的に賃貸物件への入居をはじめとするあらゆる差別的扱いを禁じる、パートナーシップ制度を導入する自治体が増えており、社会が変化していること。そのスピードも速くなった気が私はしています。

しかしながら、自分は偏見なんか無いなどという人でも、多くは他人事と考えているからそう言うのであって、自分の身内に当事者がいることは認めたくない、許せない人たちであることも多いのではないでしょうか。

人々の意識が変わらないから法律さえつくれない、変えられない。微力ですが地域とも連携しながら、弊社も事業を通じてLGBTQの課題に引き続き取り組んでまいります。