「起業したいけど何をしたらいいかわからない」はおいしい | きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本

起業という就業形態に興味があるというだけで全然OK~東村山の不動産会社

先日、起業に関するトークイベントで司会を務めました。「起業」とタイトルに付く本を出している関係で、起業について訊かれることは割とあるのですが、イベントの司会は初めてだったと思います。

その中で、起業に関心はあるけれど、まず何からやっていいかわからないという方がいらっしゃいました。私が「何かご自身がやってみたいことはありますか」というようなことを尋ねると、特にありませんとのことでした。

私たちはだいたい、食べていくためには何かしなければなりません。その方は、その何かが今はわからないけれど、起業という就業形態に興味があってご参加くださったものだと理解しました。

理想や知識が高いと世の中のニーズが見えづらい~東村山の不動産会社

起業のためにまず何からやるべきかといえば、業種は何にするかということではないかと思います。そこから、そのためには何を準備すべきかを考えたり、行動したりということになりますよね。

私(阿部)は起業したいけど、何を業種にしたらいいかわからないというのは、とても良いことだと考えています。それは、変な先入観や思い込みなく、世の中のニーズを探ることができ得ると思うからです。

自分の詳しい分野、高い理想が先立つ分野というのは、どうしても周りから求められることよりも、自分がやりたいことのほうが優先されがちな傾向があります。ニーズというものを、自分の都合の良いように解釈してしまうのです。

「やりたいことがある⇒それで起業する」よりも、「起業したい⇒自分にできてなおかつ人に喜ばれることは何か」のほうが、起業してからも要所要所で冷静な判断がしやすいでしょう。

私も一度、頭の中をまっさらにして起業のネタを考えたいと思いますが、煩悩まみれでなかなか大変そうです。

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