カスハラ問題に取り組むべきはまず企業自身 | きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本

今でも「おじさん」に苦手意識~東村山の不動産会社は考える

カスタマーハラスメント(カスハラ)とは、顧客からの理不尽な要求や悪質なクレームのことを言います。割と最近になって注目されるようになったのですが、ずっと昔から存在していました。この件は、間違った意味での「お客様は神様」が横行することで、野放しにされてきたのです。

先日、このようなネット記事を見つけました。

カスハラ、学生バイトが標的 社会への船出前に失望、中年男性が苦手になり就活失敗も

私(阿部)は15歳から定時制高校へ通いながら、日中は持ち帰り弁当店やコンビニエンスストアでアルバイトをしていました。この記事を読んで、その頃のことをふと思い出しました。私が今でも「おじさん」に苦手意識があるのは、間違いなくこの勤労学生時代の風景があります。もっとも、今では自分も世代的にはおじさんになってしまったのですが。

対応できない企業は労働者に見限られる~東村山の不動産会社は考える

この問題にまず取り組むべきは企業自身です。嵐が過ぎ去るまで思考を停止してペコペコ頭を下げ続けようとか、そういうのがいちばん最低です。それは、もしも顧客の言い分にも理があるようなときには特に悪手。

顧客からすれば自分が何に文句を言っているのかを理解しようとしない企業や店舗側に対して、余計に怒りを増幅させる“燃料投下”にもなり得ます。

右肩上がりでもなく、人口も減少していくこれからの日本。間違った意味での「お客様は神様」から脱せない企業は労働者からも見限られて自滅していき、カスハラを行う人物はあなたはお客様ではありませんと言われて、どんどん居場所のない世の中になっていくに違いありません。

つらいこともあるのが仕事だ、などと闇雲に精神論へ逃げ込むなんてもってのほか。

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