まだそのやり方を信じているのかって言われた?!~東村山の不動産会社
今回も前回に続いて、『日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか』(大森健史著/朝日新書)のことを書きます。最初は「世の中にはすごい人たちがいるね~」という感じで、他人事のように読み進めるつもりでしたが、それ以上に面白い本だったので。
不動産投資として誰もがまず思いつきそうなのが、家賃収入でしょう。アパートやマンションを所有して、他人に賃借してという話です。しかしながら、本書によればもうそれは「古い」とのことです。
『自宅を買うときに「資産」として考えられるか』という項に、都心のマンション(自宅)の購入と売却を繰り返すことで資産を増やし続ける人の話が出てきます。そして有名な本、『金持ち父さん貧乏父さん』の内容から、自宅は浪費の代表格で収益不動産を購入すべきと説かれているが、著者のクライアントの中には「まだそのやり方を信じているのか」と冷めた目で見ている人がいるのだそうです。
「家賃」⇒「住宅ローン」で自分のために財産を持つ~東村山の不動産会社
本書にも書かれていますが、このような自宅投資ができるのは限られた地域だけで、田舎のほうへ行けば買ったときよりも高く売れるなんてことはまず難しいでしょう。私には誰にでも勧められるような方法ではなく、難易度が高いように思われます。
さらに突っ込んだ話は実際に本書を手に取っていただくとして、それよりもぜひ安定した仕事(収入)のある方は住む不動産と稼ぐ不動産というように、まず二つの不動産を持っていただくのが良いと考えます。たとえば区分マンションを2部屋所有して、一つには住んでもう1部屋貸すという具合です。
その後、生活環境や自分の価値観に変化が現れたときは、新しい自宅を購入して今までのお部屋は貸し出す。その場合、住宅ローンがあれば金融機関への相談は必要です。よくわからないからと、手をこまねいていたらもったいないなという気がします。
終身雇用制度は崩壊。実際に始めるには、安定した仕事(収入)のあるうちがいいです。「家賃」⇒「住宅ローン」で自分のために財産を持つことを考えてみませんか。気軽にご相談ください。