LGBTQ、ほんの10年前頃までの扱いはひどかった～不動産屋は考える
近年、LGBTQという言葉がメディアや行政の取り組みなどを通じて知られてきており、以前とはかなりそれを取り巻く状況の変化は著しいものがあります。私（阿部）もゲイの当事者なので、それはしっかり肌に感じています。
確かに自己開示しやすくなったし、露骨にからかわれたり侮辱されたりするようなことも、まず無くなりました。しかしながら、今から10年以上前くらいまではひどいものでした。当事者かどうかにかかわらず、LGBTQの課題に取り組むほうもある意味、以前よりやりやすくなった面はあると推察されます。
1994年から活動している多様なセクシャリティに寄り添う団体～不動産屋は考える
「すこたん！」（以下、すこたん）は、ウェブサイトから一部をそのまま引用すると“同性愛をはじめとする、多様なセクシュアル・マイノリティの人生を応援する団体”となっています。
そして、すこたんがすごいのは1994年からずっと活動を続けていることです。94年頃と言えばまだ、ゲイのことをメディアが率先して「ホモ」「オカマ」などと呼んでゲテモノ扱いしていた時代。代表の伊藤さん、簗瀬さんは創設時からのメンバー。どんなにか悔しい、大変な思いをしながら活動を継続してこられたかと思うと、リスペクトとともにこちらの胸が苦しくなりそうです。
実は私がパートナーと出会ったのは5年前、すこたんのイベント会場でした。そんなことから常々、何か恩返しというのか、役に立てることがないかと考えていたところ、このたび私もサポートメンバーとして参加させていただくことになりました。
2023年1月開催のイベントから、私もスタッフの一人として司会進行役を務めます。詳細はまたこちらでも案内します。ぜひ、ゲイの当事者の方、気軽にご参加ください。