限りなくバイセクシャルに近いゲイ | ある不動産屋の問題意識

性のカタチはグラデーションカラー~不動産とLGBTQ

私(阿部)はゲイです。2014年、8年間勤務したNGO団体を退職したのを機に、自分のSNSを通じてつながりのある人たちへ公表しました。それまでも、必死に隠そうというつもりもなかったのですが、やはり自然とオープンにするのは難しいと感じていました。

最近ではLGBTQやLGBT’Sなど、より多様な性を表現する言葉が使われるようになっています。LとGとBとT、そして異性愛があるわけではなく、そこはグラデーションカラーであるという意味合いが込められているわけです。

私自身も便宜上、自分のことをゲイだと言っていますが、『限りなくバイセクシャルに近いゲイ』だと考えています。あいまいな言い方では伝わりにくいと思うので率直な言葉で表すと、『女性とはプラトニックな恋愛を希望、男性とはセックスだけの関係も可』ということになるでしょうか。

とはいうものの、私も年齢や大病を患った影響もあるのか、最近では以前ほどセックスに関心がなくなりました。自分が美しいと思う女性や男性を眺めるのは好きなのですが(笑)。

嘘をつかなければならない現状が問題~不動産とLGBTQ

ある不動産業界に精通されている方に、不動産でLGBT差別って本当にあるのか、同性カップルであっても、ルームシェア可という物件はたくさんあるのだから、言わなければよいだけではないかと言われました。

私はやや気色ばんで「そういう嘘をつかなければならないような社会を、事業を通じて変えなければいけないんですよ!」と言ってしまいました。中には、誓約書に「LGBTお断り」などと書いている不動産屋もいるという話もあります。理由を訊くと、「男同士が手をつないで歩いていたら、近所の人が怖がるでしょ」なのだとか、

そういう話ではないのだ。そこの問題意識から私の起業ジャーニーは始まっています。

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