ミュージシャンが不動産屋をやっているから?~事業用賃貸物件
私(阿部)が音楽をやっているせいもあるのか、歌や演奏、あるいは演劇や講演などといった、“音出し系”が可能な事業用賃貸物件についての相談を受けることがよくあります。
おそらく、エンドユーザー様がネットで条件検索して探すのは難しいかと思います。居住用に比べて事業用賃貸物件の情報が圧倒的に少ない上、まず音出しOKなどとうたって入居者を募集しているところはあまりないからです。
これはと思う物件があれば、交渉してみるのがいちばんよいのですが、条件が通る可能性が高い物件と低い物件、それぞれ特徴があります。
貸主は「借りてほしい」のだから臆せず交渉しよう~事業用賃貸物件
業種や発生する音の大きさにもよりますが、もともとライブハウスや劇場、音楽教室などとして使用されていた物件、あるいは現にそういった業種が入居しているようなビルであれば可能性はあるでしょう。カラオケスナックだったようなところも狙い目です。
マンションやオフィスビルは、難しいケースが多いでしょう。あと、家主から十分な防音対策を行うならOKと言われる場合もあります。工事をするとなれば、費用もかかってしまいますが、防音対策を行えるのであれば、間口は広がるかと思います。
特に長く入居者が決まらないような物件は、貸す側からすれば何とか埋めたいという気持ちを持っているのが普通ですから、臆せず家主(または業者)と交渉してみればよいでしょう。