「限界分譲地」の存在を知って | 宅地分譲

“土地神話”の時代と悪徳業者~不動産会社

偶然見つけたYouTubeチャンネルが大変面白く、管理者さんのブログも読むようになりました。

資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-
URBANSPRAWL -限界ニュータウン探訪記-

いわゆるバブル崩壊以前までは、土地は値上がりするものだという“土地神話”というものがありました。高度経済成長の時代から、投機目的で土地を購入する人たちがいて、そうした投機熱に付け込む悪徳業者が跋扈していました。

実際にはものすごく不便な地域の、山林や原野をこれから開発が進んで値上がりするのだと煽り、次々とそうした土地が売れていったのです。そういった売り方は原野商法と言って、買ったものの売ろうにも売れず、かといって使いみちもなく、40年、50年経った今でも開発が進むと思っていた土地はただの寂しい森のまま、みたいな感じです。

限界集落ならぬ、限界分譲地~不動産会社

一方、私もあまり考えたことがなかったのですが、「限界分譲地」というものがあることを、この限界ニュータウン探訪記を通じて認識しました。最初は都市の人口過密が問題になった頃に建てられた団地などで高齢化が進んでいるとか、そんな話だと考えていました。

ところがそうではなく、バブル期やそれ以前に宅地として分譲されたものの、一度も家が建てられることもなく、今日に至るまで放置(放棄)されている土地があるというのです。そうした土地も、分譲当時に購入した人は、自らが使用する(居住する)目的ではなく、やはり投機目的での購入がほとんどだったといいます。

図面だけを見て購入し、実際に自分の土地を今まで見たことが無いという人もいます。草が鬱蒼と生えて、もはや所有者も業者もあきらめてしまったような土地を前に、何はともあれ、しばし考えるしかないといった感じがします。

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