地上げ屋は怖くない | 不動産業あれこれ

街をつくる人~不動産事業

地上げ屋は怖い人というイメージを持っている人は多いと思います。だけど、地上げとは何かといわれて、きちんと答えられる人は少ないでしょう。

一言でいえば、地上げとは「街をつくる仕事」です。たとえば、ある一角に所有者や地権者が異なる複数の土地があります。しかも、中には権利関係が複雑な土地もあるし、所有者が偏屈な人である、先祖代々の土地だから手放したくないなど、それぞれにいろんな事情が存在します。

しかしながら、この複数の土地を合筆(一つの土地にすること)し、ショッピングモールでも建てれば、街の活性化やみんなの幸せにつながるのにと!いうことがあります。

そんなとき、利害関係者の間に立ち、調整して話をまとめるのが地上げ屋の仕事です。私は地上げを、不動産業の中でもいちばん難易度の高い仕事ではないかと思っています。

イメージが良くないのはあの人たちの“活躍”のせい~不動産事業

地上げ屋のイメージが良くないのは、バブル期にヤクザさんが立ち退きに応じない所有者や地権者に対し、恫喝や実力行使を行っていた記憶が大きいのではないでしょうか。不動産競売のイメージが怖いのも同じで、落札した物件に行ったらヤクザさんがたくさんいて、立ち退き料を請求されたとか、そんな話からだと思われます。

だけど、本当の地上げ屋さんには、交渉が何十年に渡ってもめげない根気強さや高い対人スキル、人望、未来を見通す能力などが要求されます。並大抵のことでは務まらない仕事なのです。

以前、実際に地上げをやっている方が、「われわれが行うと『地上げ』と蔑まれるのに、大手がやると同じ事でも『開発』と言われますよ」とぼやいていました。

数年前、ヤクザさんがタピオカ屋に進出していることが話題になりました。このときの場合、店員さんが強面のおじさんやお兄さんということはあまりなく、「抹茶タピオカを買わんかい」などとすごまれることもまずありえませんが、もしそういうことが多発していたらどうでしょうか。地上げ屋・不動産競売(占有屋)・タピオカ屋は怖いイメージよね~という話になったのでしょうか。

お祭りなどで綿あめ屋などを出店するテキヤの話は、また別の機会があれば。

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