賃貸住宅へ入居後に騒音で悩まないための防衛策 | 不動産情報

◇騒音に悩む物件をつかまないために!

前回、「アパートやマンションにおける騒音問題の対処法とは」という記事を書きました。今回は続編として、騒音に悩まされる物件をつかまないための防衛策をお伝えしたいと思います。しかしながら、どんなに気を付けたところで、最終的には運の良し悪しに左右される、入居してみなければわからないことはあるという点を、ご承知おきください。

騒音対策1.鉄筋コンクリート造を選ぶ

構造上、木造や軽量鉄骨造よりも、鉄筋コンクリート造のほうが遮音性が高いです。ただ、その他の条件が似ている物件であれば、賃料はそれよりも割高になることが多いでしょう。

騒音対策2.周辺が散らかっている物件は避ける

専用ごみ置き場が汚い(収集日が守られていない)、集合ポストにチラシや郵便物があふれているなどといった物件は避けるのが賢明です。そういうことが平気な住人はがさつであったり、自分が出す音に無頓着だったりすることは容易に想像がつきます。

騒音対策3.最上階の角部屋を選ぶ

階上の住人がおらず、隣りが一世帯だけということで、限りなく騒音発生の可能性を減らすことにつながります。階下からの音というのは、めったにありませんからお勧めです。
また、建物のデザイン上、うまく両隣との距離が開いているお部屋もあります。

騒音対策4.事務所や会社が隣接する物件に入居する

居住用の集合住宅であっても、「事務所使用可」の物件として入居者が募集されて、隣りや階上は会社などの事務所というケースがあります。この場合、平日の夜や休日は誰もいないということも多いので、平日はお勤めで不在という方にはちょうどよいものの一つとなり得ます。第一、そこで商売をやっていれば、内容にもよりけりですが気遣いの一つもあって然るべきですし、個人のお宅よりは話しやすいのではないでしょうか。

騒音対策5.夜も物件周辺を見に行く

お部屋の内見は昼間に行うのが一般的ですが、可能であれば、夜にも物件の周辺環境を見に行くとよいです。日中は不在だったお隣りさんが、夜には友達を呼んで大騒ぎしている、周辺に路上駐車させているなどいったケースもあります。
また、日中は気付かなかったけれど、すぐ近くが繁華街で夜は騒々しいということもあり得るでしょう。

騒音対策6.周辺のお店やご近所の方に評判などを訊いてみる

近くに昔からあるような雰囲気のお店などがあれば、あのアパートを借りようと思っているのですが、などと言って、周囲の評価を訊いてみるのもよいでしょう。

以上が、入居後に騒音問題で悩まなくて済むためにできる防衛策となります。

◇最終的には運の良し悪しになるのは仕方ないけれど~賃貸情報

繰り返しになりますが、どんなに注意しても、最終的には運の良し悪しです。鉄筋コンクリート造は丈夫だから、少々むちゃくちゃしてもいいやと考える人が隣人となる可能性もあれば、木造であっても、たとえば高齢者の一人暮らしの方ばかりでとても静かということだってあり得るのです。

また、賃料の安い物件の入居者が、経済的に余裕もなく、マナーの守れない「安い人」ばかりかといえば、決してそんなことはありません。当たり前ですが。

最後に、自分が騒音被害を受ける側ばかりでなく、与える側になる可能性についても、考慮しておく必要があります。世の中には自分より神経質な人が存在します。こちらがどんなに気を付けていても、クレームをぶつけてくる人というのも厄介なものです。

相場よりもずっと安い賃料に驚いて、不動産屋で理由を訊くと、隣人が神経質なクレーマーで、入居者がすぐに退去してしまうからといった話もあります。

100%、問題を回避することは不可能ですが、あなたの賃貸ライフが目いっぱい、幸せなものでありますように!
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