キャリア形成とは職業経験だけにあらず | オンとオフがあいまいな不動産屋

キャリア発達は「前進する一つの過程」~東村山の不動産会社

ドナルド・E・スーパーは、キャリア発達に関する重要な理論を提唱した心理学者です。スーパーの理論は、人々の職業選択やキャリア発達を理解するためのフレームワークとして広く受け入れられています。

スーパーはキャリア発達が職業的自己概念を発達・実現していくプロセスであると考え、職業的発達段階を提唱しました。(職業発達理論・キャリア発達論)。

5段階のキャリア発達モデル(成長期⇒探索期⇒確立期⇒維持期⇒下降期〈開放期・衰退期〉)を提唱し、発達段階をマキシ・サイクルと呼び、各段階の移行期にも同様のミニ・サイクルがあるとしたのです。

キャリア発達は「前進する一つの過程」ととらえられ、生涯に渡って繰り返される「選択と適応の連鎖の過程」であるというのがスーパーの理論の一つになっています。

個人は多様な可能性を持っており、さまざまな職業に向かうことができる。職業発達の中核となるのは自己概念であること。そうしたことを踏まえて、スーパーが提示した有名な理論がキャリア・レインボーです。

キャリアは虹の彼方に Over the Rainbow~東村山の不動産会社

まずスーパーは、キャリアを職業や仕事だけのこととはとらえず、それぞれの人生において職業はもちろん、年齢、場面などさまざまなライフロール(役割)の組み合わせであると定義します。その上で、人生総体にわたる中、社会や家庭などと言ったさまざまなコミュニティでの自身の役割、経験を積み重ねる中でキャリアは形成されるものとします。

人は生涯において9つの役割(子ども・学生・余暇人・市民・労働者・配偶者・家庭人・親・年金生活者)を“演じ”ます。そうしたライフロールと成長期・維持期・確立期などといったライフスパンの重なりを虹のかたちに例えた図で説明されるのがその特徴です。

キャリアというものは、職業や職場など、いわゆるオンとオフでいうオンの部分だけではなく、オフのところも含めて形成されていくものということですね。

スーパーのキャリア理論は、個人の経験や環境、そして彼らがどのように自己理解を深め、成長するかを包括的に考慮しています。これにより、人々がより意味のあるキャリアを追求し、自己実現を達成するための道筋が提供されます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です