仏壇屋さんの新しい販路開拓 | 空き家課題を考える不動産屋

ずらりと並ぶ遺影が怖かった子ども時代~東村山の不動産会社

厚生労働省による職業分類表を見てもわかるように、われわれの社会にはたくさんの職業や業種があります。人生には限りがあり、また一人の人間が生涯で携わったり接したりすることができる職業など本当にわずかです。

仏壇屋さんというのもそんな職業の一つなのではないでしょうか。サッカー選手やお菓子屋さんになりたい子どもはたくさんいそうですが、仏壇屋さんや不動産屋はありそうにないですね。

仏壇屋さんの販売先には、一般顧客とお寺などがあり、種類や大きさなどもさまざまで仏具や神具を総合的に扱うところもあります。

昔の田舎の家には大きな仏壇がありました。薄暗い和室に、ご先祖様の遺影がずらっと並ぶ様子は特に子どもの頃はちょっと怖い感じがしたものです。しかしながら、今は核家族化が進み、ライフスタイルも多様化しており、一般顧客が大きな仏壇を購入する、買い替えるという需要はあまりないでしょう。

講演「仏壇屋が考える供養と空き家対策」?!~東村山の不動産会社

高齢化社会、多死社会とはいっても、残された人々の生活様式や価値観などが変化する以上、それに合わせていく必要があるのは人間の死や供養などといったナイーブな分野においても致し方ないことです。

最近では湿っぽいイメージのものではなく、インテリアにもマッチしていて、日常的に自然に故人を思うことのできる家具調仏壇の需要があるのだそうです。また、仏壇というかたちではなく、遺灰をペンダントに入れて身近に置く手元供養の話も聞きます。

空き家を放置する理由の一つに、「仏壇を置いておく場所がなくなるから」といったことを挙げる人も少なくありません。仏壇屋さんの新しい販路開拓の切り口として、「仏壇屋が考える供養と空き家対策」みたいなことを考えられたら、多くの人々に喜ばれるかもしれません。

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