空き家課題の要因として考えられる3つのこと | 空き家レジリエンス

空き家を問題にしないためには親が元気なうちから対策を~東村山の不動産会社

たとえば、まだご両親がお元気だと、実家が空き家になるのはまだ先のことだと思ってしまいがちです。しかしながら、親が元気なうちから対策を打っておくことが大事だという話をします。

空き家が“問題”となってしまう主な原因には、次の3つのことが考えられます。

1.不動産所有者の判断能力の低下

親が認知症などで判断能力を喪失してしまうと、売りに出したり賃貸に出したりということができなくなってしまいます。成年後見制度を利用するしかないのですが、手間もお金もかかりますし、たとえば家を売って介護費用に充てたいと思っても、裁判所の許可が無くては売却できないという状況になります。

2.相続におけるトラブル

相続トラブルも空き家問題の一因となっています。不動産の相続は、しばしば複雑で感情的な問題を引き起こすことがあります。相続人間の対立や意見の食い違いが解決されず、空き家が放置されることがあります。

そうならないためにも、親が元気なうちに任意後見制度や家族信託という方法を取ったり、遺言を作成しておくということが大切です。

3.過剰な家財道具の問題

意外によくあるのが、過剰な家財道具の問題です。家具や家電製品などといったものを多数所有しており、これらの品物を整理・処分することができず、家ごと放置されるケースがあります。

これについても、所有者(親)自身が元気なうちに整理しておくことで、子どもが相続した後で持て余して放置というリスクを減らすことにつながるでしょう。

相続に不動産は付き物ですが、もめやすいのも不動産の相続です。不動産は預貯金のように分けることができないので、誰が相続するかしないかで争いになりがち。うちはもめるほど相続財産なんてないから、というのがいちばん怖いのです。

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