募集と商談はセルフサービス～東村山の不動産会社

空き家マッチングサイト「空き家レジリエンス」を始めました。弊社が運営、そして縁あってウェブ・システム担当の運営パートナーとして、京都のソフトウェア開発会社「株式会社Coolware」さんが参画してくれました。

レジリエンスとは、心理学用語で回復力や復元力の意味です。空き家レジリエンスでは、売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人が自分で募集投稿。商談もセルフサービスで行っていただきます。

商談成立後の物件調査・契約・重要事項説明などの実務は専門の宅地建物取引士が担当。取引の安全性は確保される仕組みです。

空き家の問題は都市部でも深刻であり、最近の国勢調査によると空き家数の1位は東京都。以下、大都市圏が続きます。都市部の空き家は活用方法が難しく、解体や処分にも費用がかかる場合が多く、再建築不可や法令上の制限も存在します。

空き家課題をスモールビジネスとして地域活性化につなげる～東村山の不動産会社

都市部や住宅街の空き家を活用するには、地域の理解と協力が重要です。手間がかかるかもしれませんが、地域の活性化につながり、そのつながりが新しい所有者の方たちにとっての財産となる可能性があります。

空き家レジリエンスでは、商談が成立した後も契約に関わるだけでなく、楽しみながら具体的なアイデアを生み出す場を提供していきたいと考えています。私（阿部）は不動産事業者の本気度や関与の不足が、空き家対策の成果に影響していると考えています。

不動産事業者に限らずですが、古い体質の業界ほどビジネスを、お金儲けか慈善事業の二者択一で考える傾向があります。しかしながら、一般的な不動産取引ほど儲からなくても、空き家課題を適切なビジネスとして成立させて、市民のメリットや持続可能な社会の実現に貢献するものとして取り組むべきだと考えています。

アメリカでは、年収1000万円プレイヤーのNPO職員も存在します。空き家課題を施しや慈善事業としてとらえるのではなく、スモールビジネスとして成立させたい。そのように思います。