人は競争のために生きているのではない | 将来の希望よりも現実に感謝したい不動産屋

人間のために仕事はある~東村山の不動産会社

昨年(2022年)になくなった「ひろさちや」さんは、仏教のことをわかりやすく、多数の著書等を通じて私たち一般向けに解説された方です。つい最近読んだ、『捨てちゃえ、捨てちゃえ』(PHP文庫)という本も、よくある日常の出来事や不安を、仏教の考え方で綴った明るくて、良い意味で軽い内容となっています。

平凡に生きることの大切さ。他人が決めた基準にふりまわされないということ。将来の希望よりも現実に感謝など、わかっているつもりでも、つい忘れてしまいがちなこと。こういうことは心のメンテナンスの意味を込めて、ときどき再確認が必要な事項かもしれません。

特に人は競争のために生きているのではない。人間のために仕事があるのであって、能率優先というのは間違っているという考え方はしがみついてでも守らなければならないものだと感じました。

同じ考えの集団にいれば楽だけど~東村山の不動産会社

これからの時代は、株式会社もNPO法人もすべての事業体がソーシャルビジネスでなくてはならないと私(阿部)は考えています。「株式会社は社会(慈善)事業をやっているのではない」。これが正解でもあり、不正解でもあるのが現在から未来です。

そうした古い感覚から抜け出せないでいる業種の一つに、わが不動産業界もあります。拝金主義は、時に人間の存在をおろそかにします。必要悪なんて言葉かありますが、本書の中の言葉を借りると、必要であろうが悪は悪です。

私の体感では、不動産業界に本気で私のような考えを持つ人は少ないです。同じような考え方の人たちとつるんでばかりいれば楽ではありますが、それだけでは世の中は変わりません。いま正しいと思う道を進むしかない、そう思う今日この頃です。

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