「昔からなじみのある不動産」が競売になっていた | 不動産競売サポート

子どもの頃からあったあの建物が~不動産競売

先日、私(阿部)にとっては一方的になじみ深い不動産が競売に出ているのを見つけました。それは、私の故郷である山口県山口市にあった製麺会社の社屋兼工場です。

この会社は県道沿いにあって、私が生まれてすぐのときから22歳までを過ごした地区からそう遠くない場所にあり、自転車でクルマで、何度もその横を通りました。また、同社のうどん麺はスーパーなどで販売されていて、私もたびたび口にしていたのだろうなぁと思っています。

同社が2021年に負債をかかえて事業を停止したというニュースは、私も知っていました。3点セット(裁判所の資料)によれば、競売にかけられていたのは建物のみで、土地は賃借していたのだそうです。

人も不動産も幸せになってほしい~不動産競売

築38年で室内は製麺の機械や粉などが放置されたままで、これらを撤去する費用も発生します。売却基準価額は3,729,000円となっていましたが、私の見立てではこの値段では落札者は現れないのではないかなと感じていました。

結果は入札者数1件(法人)で、その入札者が売却基準価額と同額で落札したとのことでした。あらかじめ製麺会社側と話がついていたのかもしれません。私でも知っているような企業で、長年地元で事業を展開してきたような会社ですから、いろいろと手を差し伸べてくれるところもあったのかななどと、いろいろ推測してしまいます。

不動産もかかわった人々も、今後の活用のされ方や人生に幸多きことを願います。

 

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