うんすい宅建に至るまでのストーリー
~代表挨拶にかえて

【代表者プロフィール 】

阿部 浩一(あべ こういち)
合同会社うんすい宅建 代表社員・ 宅地建物取引士【(埼玉)第080264号】
1976年1月、山口県生まれ。定時制高校を卒業後、保育士を志し専門学校へ進学するも中退。地元で書店員として10年勤務。
退職後の2006年に上京。2014年まで環境団体の職員として、ウェブサイトの管理や運営、広報誌の編集などを担当。退職後、児童養護施設を運営する社会福祉法人に勤務しながら、2021年まで非営利団体向けのファンドレイジングコンサルタント事務所を経営。同年4月、コンサルタント事務所を吸収合併し、不動産会社を設立。現在に至る。

雑誌寄稿に「ヘルスケア分野における資金調達の新たな潮流となるのか―クラウドファンディングの可能性」(日本医療企画「ヘルスケア&ファイナンス」2018年2月号)、「クラウドファンディングを通して共感してくれる仲間づくりを」(同3月号)。
著書に“きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本”(クロスメディアパブリッシング)。認定NPO法人 日本ファンドレイジング協会 准認定ファンドレイザー。

まず、下矢一良 著「小さな会社のPR戦略」(同文館出版)の中にある【ストーリーの軸に気づくための24の質問】に答えるかたちで、弊社ならびに代表阿部の思いを紹介します。(2022/4/5)

01.今のビジネスを始めたきっかけ

 22歳だった1998年に、家庭の事情で実家の土地と建物を売却しました。そのときに病気の母親に代わって、売主として不動産取引にかかわったことが原風景としてありました。

その後、何度も引っ越しを経験。いつしか、引っ越しの予定がなくても、不動産ポータルサイトを眺めるのが趣味の一つになりました。

書店員やNGO団体勤務などを経て2015年に、宅地建物取引士の試験に合格しましたが、このときは自己啓発が目的で、まだ不動産業を開業しようとは考えていませんでした。

合格後、社会福祉法人へ就職し、児童養護施設の仕事にかかわっていました。そこで、施設の子どもたちや卒園生のために、不動産を寄付したり、安価で貸し出したりする人の存在を知り、そういったことのマッチングサービスを事業化できたら素敵だろうなと、ぼんやり考えていました。

その後、福祉関係などのNPOを対象とした、コンサルタント事務所を設立。勤務していた法人の仕事などを委託されていましたが、うつ病を患い、仕事の開拓どころではなくなってしまいました。

入院から闘病を経て、本格的に社会復帰を考え始めたときに、コロナウイルス感染症問題が発生。派遣社員をやりながら、コンサル事業を再開する機会をうかがっていたのですが、一瞬途方に暮れてしまいました。

自分はこれから、何をやって社会に参加すればいいのだろう。そうして逡巡した結果、ただ持っているだけだった宅地建物取引士の資格を今こそ活かそう。そのような考えにたどり着きました。

ただ、私は根っからのNPO人間なので、不動産を基にソーシャルビジネスをやりたいと考えました。そして私自身、同性愛者でもあり、同性カップルを始め、住まいの確保に困難を要する人たちの力になりたいという発想が自然とわいてきたのです。

02.なぜ今のビジネスでなくてはならなかったのか

不動産業でなくてはならなかったという理由は、正直なところありません。いろいろなめぐりあわせがあって、神様からおまえはここで人々のために尽くしなさいと導かれたのだと思っています。

03.今の生き方を選ぶことになったきっかけ

物心ついたときから、自分の世界を大事にする、少し後ろ向きな言い方をすれば、自分の殻に閉じこもるタイプでした。そして、多感な中学生のとき、校則をめぐって学校側と激しく対立し、大人ってこんなものかというように、社会を斜めに見る癖がついてしまったように思います。

15歳の頃から、歌や作曲などの音楽活動を今に至るまで行っているのですが、本気でがんばる根性も勇気もないくせに、30歳くらいまで自分は音楽の道でやっていくのだということを周囲に匂わせながら、現実と向き合うことから逃げていました。

それを経て故郷の山口県から上京し、NPO業界に当初はなんとなく飛び込みました。自分自身が同性愛者であり、結婚して家庭を持つということをイメージしづらかったことも相まって、周囲からみればいささか、破天荒な生き方に見えるかもしれません。

04.自社の最も強い部分はどこか

「やさしさ」ではないでしょうか。

05.自社の強みはなぜ生まれたか

不動産業界というのはどうしても、拝金主義的でヤクザなイメージを持たれがちです。

私は、自分が不完全で弱い人間であることをよくわかっているつもりなので、他人の弱さというものに寛容なほうだという自己評価です。そんな私の会社だからこその強みだと思います。

06.自社の最も弱いところはどこか

弊社は私一人の会社でもあり、私の弱さ=自社の弱さということになりますが、とにかく詰めが甘いことです。計画性がないわけではないのですが、計画通りに物事を進めることも苦手で、そこは良くないと思っています。

07.自社の弱みはなぜ克服できていないか

詰めの甘さや、計画通りに実行することが苦手な点は弱みだと思う一方で、スピードや決断力、柔軟性といったものは大事だという思いが強過ぎるから、なかなか変われないのかもしれません。ブレーキ役になってくれる人が、側にいてくれるといいです。

08.現在のビジネスで最も楽しかったこと

何もかもが楽しいことばかりです。

09.現在のビジネスで最もつらかったこと

ありきたりですが、お金のことで悩むときはいつだってつらいものです。いちばん最初に、創業支援に熱心といわれる某金融機関で創業融資の申し込みを行った際、それほど大きな金額ではないにもかかわらず不採択となったときは、自分の社会的な信用の低さなどを思い、情けない気持ちになりました。

10.つらいことを乗り越えられた理由

その後、別の金融機関で親身になってくださる担当者さんに出会えたことや、物心両面で支えてくれる人がいたことで現在があります。

11.絶対に許せないものはあるか

ありません。

12.最近のビジネス環境の変化は何か

2022年4月2日で創業1年を迎えました。当初は居住用賃貸物件を中心に展開するつもりでしたが1年経ってみて、弊社には、事業用物件や投資用物件を求めるお客様や同業者様のほうが多いことに気付かされました。

13.変化を乗り越えるために取り組んでいること

事業用物件に力を入れていることをわかっていただくため、ウェブサイトに「非公開物件ページ」を設置しました。事業用物件は諸々の理由から、大っぴらに入居者募集の広告宣伝がなされることを望まない貸主さんも多くおられます。

そうした物件を、本気で探しておられる方にだけこっそりご紹介するという趣旨です。

また、2022年に入って事業化することを決めた競売不動産の入札代行についても、創業当初には知ることさえない発想でした。不動産競売を利用される方には投資家の方が多くいらっしゃいますので。

14.顧客の役に立っていると思えるのはどんなときか

雑談の中で、ご自分からプライベートな身の上話や、打ち明け話をされたようなとき、こちらが信用されていればこそなのかなと感じます。

15.顧客に言われて、印象に残った言葉

内見にご案内したある男性のお客様が別れ際に、「僕は児童養護施設で育ちました」とおっしゃられて、弊社のウェブサイトをしっかり読んで来てくださったのだなとうれしい気持ちになりました。

16.同業者のことをどう思っているか

あまり変化しようとか、新しい何かを生み出そうというような方は少ないのかなという印象です。例えていうなら、「自動車」を考え付くような発想はなく、「人力車」をいかにバージョンアップ、あるいは変えさせないかということにばかり、とらわれているのではないでしょうか。生意気を言うようですが、私は人力車ではないものを発想していけたらと考えています。

17.ビジネスで成功した暁に、自分自身はどうなりたいか

たくさんの寄付をしたり、今の自分のような人たちを応援したりしたいです。

18.引退するとき、自分自身はどうなっていたいか

のんびりと死ぬまで働くつもりでいるので、「引退するとき」というのはありません。

19.10億円が手元にあったら何をしたいか

不動産業ですから、仕入れに使いたいと思います。

20.子どもの頃に好きだったこと

両親の友人知人など、自宅に大人が訪ねてくることがとても楽しみでした。

21.子どもの頃に嫌いだったこと

「がさつな同級生の男子」は苦手でした。

22.他の従業員と接するとき、どんなことを感じているか

2022年4月5日現在、従業員はいませんが、いたとしたら自分が「組織」というものに強い苦手意識があるので、精神的にも肉体的にも、可能な限り自由であってほしいと感じると思います。

23.他の従業員にはどうなってほしいか

22と同じです。

24.理想の組織とはどのようなものか

「社長の集団」、「一人親方の集団」みたいな組織が理想です。

阿部浩一はどんな人?

ライフワーク

15歳の頃から作詞と作曲をやっています。以前はバンドも組んでいましたが、現在はギター弾き語りスタイルでライブ活動を行っています。

趣味①

音楽は聴くのも大好きです。10代の頃はバイト代のほとんどが、CDの購入とチケットや交通費などのコンサート代に消えていました。30年来、日本のバンド「ゴダイゴ」の大ファンで、日本のシティポップや海外のAORが特に好きです。

趣味②

読書です。活字中毒で、一人が電車に乗るときなど手元に読むものがないと落ち着きません。興味がわくものは何でも読みますが、ビジネス、評論、民俗学、事件史などが好物のジャンルです。
 

趣味③

料理です。あまり難しいものは作れませんが、一般的な家庭料理であれば一通り作れます。料理は技術よりも出汁さえちゃんとしていればどうにでもなるというのが信条。おいしいものを食べるのも大好きな食いしん坊です。

趣味④

ミニカー収集と鉄道模型です。両方とも少年時代に夢中になっていましたが、年齢を重ねるとともに離れていました。鉄道模型は一般的なNゲージよりも小さい、Zゲージというものにはまっています。ミニカーの専門店にもよく通いますが、以前所有していて手放してしまったものに、驚くほどの高値(プレミア)が付いているのを見かけると、複雑な気持ちになってしまいます……。

趣味⑤

大相撲です。最近はテレビなどはみませんが、常に結果は気にしています。小中学生の頃は相撲雑誌を毎月購読していました。相撲の歴史(近代)にはかなり詳しいと思います。105ある年寄名跡(大相撲の親方になる権利)をすべて何も見ずに言えるなど、あまり人生に役立たなそうな特技も持っています。

自分が思う自分の性格

せっかちで気が短い。おせっかい。執念深い。気難しい。いろんなことに目移りしやすい。……言い換えれば、決断が速い。面倒見がよい。粘り強い。物事を真剣に考える。好奇心が旺盛。長所と短所は表裏一体、物は言いようです。

普段から備えておくといったことは苦手ですが、必要に迫られてお尻に火がついたときは人一倍がんばれますし、そういうとき身についた知識や経験こそ一生ものという考え方を持っています。

座右の銘

「行雲流水」

雲も水もゆるやかであっても、流れているからよどまない。そんな雲や水のように旅しながら修行を積む僧のことを雲水(うんすい)といいます。

「鶏口となれども牛後となるなかれ」

大きな集団のいちばん下にいるくらいなら、小さくてもトップをめざせといった意味です。

5歳のとき。妹と。
ライブハウス「下北沢LOFT」で演奏中。
イベントの司会者やラジオパーソナリティとしても活動。

2021年12月17日発売
書名:きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本
著者:阿部浩一
出版社:クロスメディア・パブリッシング
価格:1,628円
全国書店・Amazonで購入いただけます。

「お客様の声」で弊社が紹介されました(2022/03/10)
インタビューが掲載されました(2022/03/01)
CSテレビ・ネット番組に出演しました(2021/12/01)
インタビューが掲載されました(2021/09/27)