40代のゲイが婚活女性について考えてみた | 不動産屋の頭の中

バブル以降のドグマを信仰したままの「婚活女性」

かつて、「3高」という流行語がありました。
「高学歴」、「高収入」、「高身長」の男性を指す言葉で、1980年代末頃の一部女性が結婚相手に求めた条件のことをいいます。時はバブル景気の真っただ中。トレンディドラマなる、恋愛至上主義的なテレビドラマがもてはやされ、仲人(結婚相談所)による仲介や、家同士の見合い結婚などよりも、恋愛結婚が当たり前になって久しかった時代です。
その後、30余年。良くも悪くも、日本は大きく変わりました。例えば、1989年の企業の世界時価総額ランキングでは、上位5位をはじめ、50位以内のほとんどが日本企業でした。ところが、2019年には、トップ50に入っている日本企業は43位にトヨタ自動車がランクインしているのみ。

また、この30年間はそれに従うように、働く者の雇用環境が破壊されて、誰もそれに対する手当てや代替案も示せないまま、過ぎていった月日でもありました。

そして今は、「3高」ではなく「3C」なのだそうです。comfortable(快適な→十分なお金)、communicative(理解しあえる→価値観が同じじゃないとダメ)、cooperative(協調的な→家事をしっかりやってくれる)。

結局これ、社会が大きく変わっても、女性はバブル以降のドグマから抜け切れていない上、男性に対する要求は、時代に反してもっと高度化しているものと言えるのではないでしょうか。良い悪いは別にして、この30年で「働いて家族を養う」や、「終身雇用で毎年昇給する」などを奪われた男性の側からすれば、たまったものではないでしょう。

結婚に夢を見過ぎないほうが、妥協ではない幸せな結婚ができる

私はまず、一日も早く、男が外で稼いで、女は家事と子育てをというような価値観が当たり前だと思う風潮を変えなければならないと考えています。男が仕事で女が家事というのはけしからんと言いたいのではありません。無意識にせよ、意識的にせよ、選択肢を封じることがダメなのです。
年収1000万円の男性を求めるなら、たとえば年収150万円の男性と結婚して、二人で起業するなり何なりして、世帯年収1000万円以上をめざしてもいいではないですか。家事は二人で分担して、相手の趣味や価値観が自分と違っても尊重し合えればいいではないですか。

決して、現実を見なさいとか、妥協しておきなさいなどと説教したいわけではないのです。結婚に人生一発逆転を夢見るのをやめたほうが、かえって幸せな結婚ができる可能性が高まるよと言いたいのです。

確かに、まだまだ日本社会は女性に対する差別が根強くあります。女性の社会進出などと言いながら、どこかずれているところもたくさんあります。だけど今は、男性(婚活男性)だってしんどいのです。女性に対する差別が根強い分、「男は男らしく」などといったことを社会から要求されて、変化しつつある性別に対する社会的規範との齟齬に戸惑い、苦しんでいます。

変わらなきゃ、結婚情報サービスも

巷の結婚情報サービスは、年齢、学歴・職歴、年収、趣味、価値観で大別されて、それさえ合うならば、後は本人同士が恋愛を育み、成婚につながるという前時代的な恋愛至上主義に基づいているものがほとんどです。これでは現代男性があまりにもかわいそうではないですか。

そして、「結婚で人生が変わる!(変えてもらえる)」というような受身の姿勢で、見果てぬ夢を追いかけ続けねばならない女性も気の毒です。結婚情報サービスも、そのあり方が変わらなければいけない。そういう問題意識もあり、あえて「仕事する女性×主夫」という切り口で、結婚情報サービスを手がけてみようと考えました。

「マッチング不全」からの脱却~そのカギは「同性カップル」にある

どうすれば、業界がバブリーな恋愛至上主義的発想での商品開発から脱却し、マッチング不全を解消したサービスを提供できるようになるのか。

そのカギは「同性カップル」の存在にあると考えています。

現在、基本的に男女の結婚を前提としている結婚情報・仲人業界に、同性カップルのための“結婚情報サービス”におけるノウハウが確立してくるようになれば変わります。そもそも、現在の日本の法令では原則、「結婚」はあり得ないのが同性同士です。社会制度というものはその多くが、男女の婚姻を前提に作られています。長くなったので、いったんここで筆を置きますが、同性カップルの不自由さの中にこそ、そのヒントはあります。


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